最近の傾向として、西暦表示のあとに()書きに元号が記されるようになった。デジタル時代がそうさせたのだろう。
だから現代の若者は西暦の表示がスーッと受け入れられるようだ。
だが吾々世代は元号表示の方が西暦より出来事の時代感覚が体に沁み込んでいる。
例えば、小学校にしろ中学校にしろ入学した年、卒業した年は元号でインプットされているので、西暦では何年かと問われれば計算しなければ即答できないのである。
就職、退職その他あらゆることのすべてを、元号であれば昭和〇〇年、平成〇〇年と即答できる。
先日TVで沖縄の102歳の男性が、明治から平成、そして新元号の5つの時代を生きてきたという番組があった。同級生の伯父さんが現在104歳だというが、この人は明治42年生まれと推定するのだが、2年前に介護施設に入所することになって、インターネット接続環境にある部屋に入りたいという希望を出されたので、施設側が特別に配慮したという。世の中、凄い人がいるものだと驚いたものだ。
政府は1日午前、新天皇が即位する5月1日から始まる新しい時代の元号を決定する。1989年の改元時、当時の小渕恵三官房長官が「平成」の書を掲げた公表方法を参考にし、菅義偉官房長官が午前11時半ごろから記者会見して公表する予定だ。
新元号は、政府が委嘱した考案者から提出された候補名の中から菅官房長官が複数の案を原案として選定。首相官邸に各界の有識者を集め、午前9時半から意見を求める。その後、衆参両院の正副議長から意見聴取した上で、全閣僚会議で協議し、新元号を閣議決定する。菅官房長官の公表後、正午ごろから安倍晋三首相が記者会見し、新元号に込められた意義を説明し、国民へのメッセージを伝える。
共同通信によると、政府は3月14日に国文学、漢文学、日本史学、東洋史学などの専門家に新元号の考案を依頼、検討する有識者はノーベル医学生理学賞受賞者の山中伸弥京都大教授や、直木賞作家の林真理子さんらが起用される見通しだ。有識者の具体的メンバーは1日朝に公表するという。もうすぐ発表されるだろう。
予想ランキングまであるそうだ。安永・安久等、やたら安を冠する名称の人気が高い。
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