明日から4月。月が替わると金沢市の施設が二つオープンする。その一つが前に紹介した卯辰山の「眺望の丘」、もう一つが磯部の市民交流広場に整備中であった「屋内交流広場」である。
左は金沢市民プール |
市内に在住、在学の小学生以下の子どもから募った案のうち、雨でも楽しく遊べることがイメージしやすい「あめまるパーク」、遊具で遊べる施設を連想させる「スポるん城北」「わくわくたのしいルンルンパーク」を組み合わせたのだとか。
二月に一~十二歳の二百三十一件の応募があり、小学二年の二人と六年の一人の案が採用された。完成記念式典が四月七日にあり、記念メダルや屋内交流広場の年間利用パスポートなどが贈られる。
屋内交流広場は三階建てで、人工芝を敷いた多目的ゾーンやアスレチック、乳幼児の部屋などがある。
屋内交流広場は、天候に左右されず年間を通して様々な運動ができ、
子どもの運動機能の発達をサポートする施設です。
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金沢は年間を通じて国内有数の降雨日数が多い都市である。そんなことからこの施設が造られた。
場所は市民プールに隣接して設けられた |
ボルダリングができる部屋もあるというので、高齢者も行って楽しめそうだ。
ボルダリングウォール |
最近完成した施設なのだが、広岡地内にある駅西広場の地下道に「やまほたるの庭」が完成したという。
JR金沢駅西広場の地下道にある庭園がリニューアル工事を終え、完成式が今月十七日、同所で開かれた。新たな名称は「やまほたるの庭」。ホタルやカエルをかたどった九谷焼の作品や植物、発光ダイオード(LED)の光などを組み合わせ、二十四時間楽しめる庭が誕生した。
やまほたるはどこ? |
黄色に光る九谷焼のホタル(右)九谷焼のカエル |
やまほたるの庭オープンセレモニー |
一見、植物が植えられているだけに見えるが、「生き物」が隠れている。小さなカエルやバッタが五匹。黄色の光を一日中ゆらゆらとさせているのは、十四匹のホタルだ。
これらは、庭の名付け親で、デザインを担当した金沢美術工芸大の高橋治希准教授が仕上げた九谷焼の作品だ。全て医王山で暮らす生物で、医王山に自生するヤマモミジ、ヤマツツジなども新たに植えた。LEDで照らされた柱の溝にも九谷焼で作った草花が並ぶ。
庭は市が整備した。七十八平方メートルで天井がなく、時間によって日光の差し込み方が変わる。(地下道に日光が差し込むのだ)
保水性が高い戸室石(とむろいし)で竹を模した作品は、コケで緑色に染まる可能性もあるという。高橋さんは「庭は二十四時間三百六十五日、いつ見てもさまざまな風景が見られるところ」と話し、「ただ見るだけでなく、発見を楽しんでほしい」と呼び掛けた。
庭をのぞき込んでいた金沢市小立野小学校三年の高橋和見(なごみ)さん(9つ)は「バッタとカエルを見つけたよ。あれ」と指をさし、にっこり。同級生の上山まはろさん(9つ)は「パパとママと夜にも来る。ホタルがどう光るか見たいな」と話した。
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