先月、シニアクラブが和倉で忘年会を開催した翌日、トイレ休憩という名目でみちの駅のと千里浜に寄った。
ここは去年7月にオープンしたのだが、今月7日に来店者が20万人を数えたという。これは驚異的な実績だという。
レジ通過者が二十万人を突破し、節目を記念するセレモニーがあった。
二十万人目となったのは、内灘町の会社員石井義朗さん(54)。妻洋子さん(55)、長女美薫(みく)さん(26)、孫の希(のぞみ)ちゃん(3つ)と、気多大社での初詣帰りに訪れた。
山辺芳宣市長とともに、くす玉を割り、日本酒や升、自然栽培米など同駅の売れ筋商品セットを受け取った。石井さんは「こんなタイミングで来ることはなかなかないので驚いている。新年早々良かった」と話していた。
同駅は昨年七月にオープンし、一年間で二十一万人を目標としているが、予想を上回るペース。野間仁駅長は「これからも良い商品をどんどん開発し、お客さんが来るたびに何か発見のある道の駅にしていきたい」と語った。
二十万人目となったのは、内灘町の会社員石井義朗さん(54)。妻洋子さん(55)、長女美薫(みく)さん(26)、孫の希(のぞみ)ちゃん(3つ)と、気多大社での初詣帰りに訪れた。
山辺芳宣市長とともに、くす玉を割り、日本酒や升、自然栽培米など同駅の売れ筋商品セットを受け取った。石井さんは「こんなタイミングで来ることはなかなかないので驚いている。新年早々良かった」と話していた。
同駅は昨年七月にオープンし、一年間で二十一万人を目標としているが、予想を上回るペース。野間仁駅長は「これからも良い商品をどんどん開発し、お客さんが来るたびに何か発見のある道の駅にしていきたい」と語った。
商品の品ぞろえや陳列方法がユニークである。これには駅長の営業方針が現れているのだろう。
駅長の野間仁さん |
一押し商品は、無肥料・無農薬・無除草剤の自然栽培方式で作った「羽咋米」や野菜と、その加工品。約500の陳列商品を季節に合わせてがらりと変え、「地域の畑を反映した、日常とは異なる道の駅」を実現している。さらに、ディスプレーや駅建物に可愛らしさを取り入れ、食への意識が高い子育て世代の女性をひきつける。
61歳の野間さんは異色の経歴の持ち主である。
横浜市出身。大学卒業後に東芝に入り、18年間、広告を担当した。1981年ごろ、視聴率のあまり振るわなかった1社提供番組を任され、“情報バラエティーの走り”を同僚と企画。2005年の愛知万博では、主催する協会に開幕の7年前から出向し、広報課長を務めた。
北陸との縁は09年、東芝で3県の顧客対応窓口の担当になり、金沢市に赴任したこと。地域を毎日回り、北陸の風土や文化に魅了された。「体が動くうちに、全く違うことに挑戦したい」と一念発起し、57歳で退職。石川県に移住し、農業生産法人「スギヨファーム」(七尾市)で1年弱、農業に関わった。
環境負荷をかけない安心安全な農業生産を学び、これまでの社会経験を生かせる場を探した。それが道の駅の駅長。全国公募で論文や面接による試験を経て、二十数人の中から選ばれた。この時に提案したのは、「香りでもてなす道の駅」。実際に、焼きたてパンやいれたてのコーヒー、有名シェフが調理を手掛けるレストランを取り入れた。さらに、「能登が軸なら、人気ジェラート店『マルガージェラート』(本店・能登町)は外せない」。店側に熱い思いを伝え、限定の「羽咋米クリームチーズ」などの販売にこぎつけた。
北陸との縁は09年、東芝で3県の顧客対応窓口の担当になり、金沢市に赴任したこと。地域を毎日回り、北陸の風土や文化に魅了された。「体が動くうちに、全く違うことに挑戦したい」と一念発起し、57歳で退職。石川県に移住し、農業生産法人「スギヨファーム」(七尾市)で1年弱、農業に関わった。
環境負荷をかけない安心安全な農業生産を学び、これまでの社会経験を生かせる場を探した。それが道の駅の駅長。全国公募で論文や面接による試験を経て、二十数人の中から選ばれた。この時に提案したのは、「香りでもてなす道の駅」。実際に、焼きたてパンやいれたてのコーヒー、有名シェフが調理を手掛けるレストランを取り入れた。さらに、「能登が軸なら、人気ジェラート店『マルガージェラート』(本店・能登町)は外せない」。店側に熱い思いを伝え、限定の「羽咋米クリームチーズ」などの販売にこぎつけた。
もう一度行ってみたいみちの駅である。駅長の経営手腕が見ものでもある。
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