もう何十年も前の話になるが、若い頃、ある駅のホームで列車を持っているときだった。ホームの目の前で保線区の職員が数人、つるはしを持って作業をしていた。
工夫長が号令をかけて4人の線路工手が口をそろえて「エイサーヨイサー」とつるはしを振り下ろしていた。列車が来るまでその作業の様子を見ていた時だった。子供連れの母親が指をさしながら子供に「勉強しないとあんな仕事をする人になるんだよ・・・と。すると子供はフーンと頷いた。そんな親を見て、酷いことを云う親だなぁ・・・とあきれた。
![]() |
| 昭和40年頃までの保線作業の様子 |



0 件のコメント:
コメントを投稿