2025年10月10日金曜日

母親が子に云った言葉が今でも忘れられない

もう何十年も前の話になるが、若い頃、ある駅のホームで列車を持っているときだった。ホームの目の前で保線区の職員が数人、つるはしを持って作業をしていた。
工夫長が号令をかけて4人の線路工手が口をそろえて「エイサーヨイサー」とつるはしを振り下ろしていた。列車が来るまでその作業の様子を見ていた時だった。子供連れの母親が指をさしながら子供に「勉強しないとあんな仕事をする人になるんだよ・・・と。すると子供はフーンと頷いた。そんな親を見て、酷いことを云う親だなぁ・・・とあきれた。

昭和40年頃までの保線作業の様子

40年後半になると保線作業も機械化され、タイタンパーという器具が導入された。

タイタンパーで道床バラスト突き固め作業

さらに作業効率を上げるため、マルチブルタイタンパーという機器が導入された。

マルチプルタイタンパー略語でマルタイという

かくして、今では勉強しないと・・・という場面はなくなった。

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