2024年8月23日金曜日

6年間ほったらかしの駅前1等地

昭和38年オープンした金沢都ホテルは金沢駅前に位置しており、金沢のイメージに大きくかかわってきた。それが5年前、建物が取り壊され更地になったまま現在も放置された状態となっている。金沢市はこれまで地権者と協議してきたが、再開発を促進させるため素案骨子を発表した。

ビル撤去から5年経過してようやく動きが

この都ホテルには思い出がいっぱい詰まっている。新婚旅行で列車時間待ち合わせのため、このビルの地下にあった喫茶店でくつろいだこと、同級生3人でホテルで食事を共にしたこと、金沢駅高架化事業で7階で起工式を挙行したこと、金鉄局出向中に地下の食堂へ昼食を食べに行ったこと等々、思い出は尽きない。

S38~H30まで駅前で威容を誇った

再開発を阻んでいたのが、60mという高さ制限である。かねてからこの高さ制限の緩和を求めていた近鉄不動産は、11月1日、跡地の再開発に向けて国の都市再生特別措置法に基づく規制緩和を活用することで金沢市と合意。
「規制緩和の動向を見据えて、金沢の玄関口にふさわしい施設を引き続き検討する」としていた。
国の都市再生特別措置法が適用されれば容積率や高さ制限の緩和などが受けられるほか、所得税や法人税の優遇措置などを受けることができるという。

金沢駅前の金沢を代表する建物になるよう期待しよう。

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