今朝の新聞記事を読んで感動した。今時、こんな美談が本当にあるとは・・・である。
「祭り復活が復興につながる」 400年以上の歴史を持つ老舗和太鼓店「浅野太鼓楽器店」(白山市福留町)が能登半島地震で破損した和太鼓の新調や修繕を無償でしているという。奥能登に拠点がある和太鼓演奏団体の多くは、保管場所の被災や津波により和太鼓が破損する被害を受けた。浅野太鼓の専務取締役である浅野正規さんらが1月下旬に被害の実態調査を開始。公益財団法人「日本太鼓財団」が協力した。
調査と並行し、浅野太鼓は被災地の和太鼓を無償で新調したり修繕したりする事業を開始。この事業も財団が支援をした。8月初旬までに、6団体から新調4件、修理12件の依頼が寄せられた。
農事組合法人「こうぼうアグリ」(宝立町春日野)の代表理事の宮崎宣夫さんによると、波にさらわれたり、保管庫が崩れたりして、多くのキリコが大破した。キリコに搭載された「キリコ太鼓」も破損し、今年の宝立七夕キリコ祭りは中止になった。
地元が悲嘆に暮れる中、春日野住民のまとめ役でもある宮崎さんが「せめて太鼓だけでも」と、調査に訪れていた浅野さんにキリコ太鼓の修理を依頼した。浅野太鼓では現在、宝立町の8台のキリコ太鼓がカシの木でできた胴体を新調したり、鼓面の牛の革を張り替えたりする修理作業が進められている。
地元が悲嘆に暮れる中、春日野住民のまとめ役でもある宮崎さんが「せめて太鼓だけでも」と、調査に訪れていた浅野さんにキリコ太鼓の修理を依頼した。浅野太鼓では現在、宝立町の8台のキリコ太鼓がカシの木でできた胴体を新調したり、鼓面の牛の革を張り替えたりする修理作業が進められている。
浅野さんは「祭りの復活が能登の復興につながると考えている」と話し「『太鼓が元通りになったから次はキリコ本体も』と(前向きな気持ちが)つながっていけば何よりうれしい」と期待する。
浅野太鼓の英断に拍手を贈りたい。
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