2024年7月10日水曜日

これは驚き 世界的新発明のトイレが震災地で大活躍

 「汚水を出さないトイレ」が被災地で活躍中という記事に、そんな夢のようなトイレってどんなものなんだろうと注目した。そのトイレは能登町の神野公民館に設置されたA.Qトイレだという。

神野公民館に設置されていたA.Qトイレ

最近になって仮設トイレは使用者がいなくなり撤去されたとのことだが、このトイレは世界で初めての完全な循環型トイレだという。
見た目はコンテナのようで、一見、普通の仮設トイレと大差はない。
しかしその性能は段違いらしい。微生物の働きで汚水を浄化し、洗浄水へとリサイクルできるだけでなく、し尿の悪臭はもちろん、汚泥さえまったく残らず、除去の必要がない世界で初めての完全な循環型トイレ とされる、その名は「A.Qトイレ」だという。

このトイレを無償で提供したのは総合建設コンサルタント企業で、販売元でもある長大。能登半島地震発生後に、道路や橋の点検部門での支援要請を受け現地を視察したのをきっかけに、A.Qトイレの設置を提案した。能登町の「すぐに欲しい」という要請に応え、岐阜県のキャンプ場等で利用されていたトイレを、断水が続いていた3カ所の避難所に4基移設し、1月24日から稼働させているという。

 それまで、避難所のトイレはバケツにためた水を使って流していた。断水中だったので、毎日近くの用水路から水をくんでこなければならなかったため、避難所の人はもちろん、近所の住人からも「家のトイレが流せなかったときに使わせてもらった。温水洗浄と温かい便座がありがたかった」と大歓迎された。

 利用者に好評だっただけではなく、汚水を流さず環境対策にもなるということで、能登町はA.Qトイレの買い取りを決定。町営の公園に1基設置することになった。また、被害が大きかった珠洲市からも同様の引き合いがあり、6月下旬に珠洲ホースパークにこのトイレが設置された。

世界中の環境問題まで解決?
長大によると、上下水道との接続が不要な独立した生活インフラとして、被災地以外からも多数の引き合いがあるという。
「すでに各地のキャンプ場や公園、リニアのトンネル掘削工事現場等でも利用されています。サウジアラビアのメッカやトルコ地震の被災地からも設置の打診がありました」(同社・サステナビリティ事業推進部)

被災地だけでなく、世界中の環境問題まで解決してしまうかもしれない注目のトイレなのである。

上水道不要のこのトイレは世界的発明品である。あっという間に世界を席巻するだろう。
町内の公園に設置したらいいなぁ・・・と思う。

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