2024年7月1日月曜日

今も江戸時代の伝統行事

江戸時代からの伝統行事が金沢にある。その伝統行事が昨日30日、湯涌温泉で行われた。


江戸時代には氷は非常に貴重であったため、冬になると「氷室」と呼ばれる貯蔵庫(氷室)
に雪を詰め、保管していた。

1月24日氷室の仕込みが行われた

冬場に氷室小屋に貯蔵した雪を掘り出す恒例の「氷室開き」が30日、金沢市の湯涌温泉で行われた。

氷室開きの儀

氷室開きは加賀藩が徳川幕府に献上する雪をおよそ半年間にわたって氷室小屋に貯蔵したことに由来する行事で、この時期の風物詩となっている。
30日は、朝から雨が降りしきる天気となりましたが、地元の住民や観光客が見守る中、湯涌温泉観光協会のメンバーが氷室の中に詰められた雪や保存した地元産の米、氷室米を取り出した。


「1月からこんなに残っていていっぱい雪がとれてすごいと思った」「触ったら冷たかった」(子供たち)
「こういう形で残っているのはすごい。歴史あるものなのでこのまま続いていくだろう」(観光客)

切り出された雪は、金沢市の他、加賀藩の下屋敷があった東京・板橋区などに贈られる。
主催は湯涌温泉観光協会だが、末永く続けて行って欲しいものである。

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