2021年5月15日土曜日

友達がいない高齢者が3割も

日本、米国、ドイツ、スウェーデンの高齢者を対象に実施した内閣府の国際比較調査で、日本の高齢者は約3割が親しい友人がいないと回答し、4カ国の中で割合が最大だったことが12日、分かった。近所付き合いの希薄さも目立っており、高齢者の孤独防止対策が急務となっている。

こんな記事を目にしたのだが、こんな傾向は20年くらいでより強まったという感じがする。    実際、300世帯前後の町内を眺めても、町会に加入しない人が少しづつ増えてきたように思う。町会に加入はしているが、交流が全くない人もある。会費が払えないからという人もある。

さて、国際比較調査について昨年12月~今年1月、4カ国の60歳以上に調査。約5千人が回答し、うち日本人は1367人。家族以外で相談や世話をしたり、されたりする親しい友人がいるかを尋ねたところ、日本は31.3%が「同性、異性のいずれもいない」を選んだ。他は米国14.2%、ドイツ13.5%、スウェーデン9.9%。

 
自分を振り返ってみると、家族以外で何でも話せる友人といえば複数の同級生が該当する。この仲間は夫婦を含む交流となっている。また、町内でも各種同好会の仲間がいるので相談も可能である。シニアクラブの各種行事でも気軽に困り事などが相談できる。ウォーキングの途中にあるオフィスにお邪魔するのだが、そこでも気軽に会話できる。

親友6人とシンガポールとマレーシアへ

中国漓江下り
町内ではグラウンドゴルフ、カラオケ、ネットサークル等の活動で毎週楽しく多くの人た
と交流を重ねている。グラウンドゴルフ同好会には昨年から加入して毎週1回顔を合わせて
いる。
荒屋八幡公園でシニアクラブのグラウンドゴルフ大会

「人との交流の頻度の少なさと健康リスク」
JAGES日本老年学的評価研究)プロジェクトの研究によって、同居以外の他者との交流が週1回未満では、健康リスクとなる可能性があることがわかったというこの調査は、平成15(2003)10月に愛知県の65歳以上の歩行・入浴・排泄が自立している高齢者12,085人を対象として、同居以外の他者との交流の頻度別に、10年間の要介護状態への移行と認知症の発症、死亡状況を追跡したものである。

毎日頻繁に交流がある人を1とした場合の、交流頻度別の要介護2以上の認定、認知症の発症、死亡のリスクをみると、月1~週1回未満の頻度では、要介護2以上の認定となるリスクが1.4倍となり、認知症を発症するリスクが1.39倍になると言われている。さらに、これらに加えて、月1回未満の頻度では、早期死亡が1.34倍みられやすいことが報告されている。

さぁ皆さん、当町内にはよそにはない各種サークルが充実しています。色々なサークルやシニアクラブに入って交流しましょう!これが健康寿命を延ばす秘訣です。

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