昨日の夕刊1面に大きな写真が掲載された。「あっ、こりゃ凄い!」と紙面に釘付けとなった。その写真は昭和35年4月17日の能登線鵜川・宇出津間の開業で地元の喜びを余すこと無く写されていた。AIによりカラー化したという。国鉄バスの色を久しぶりに見ることが出来た。キリコの最上部である屋根の直下に二人の若者が乗っかっているではないか。宇出津の祭りは何度も見ているが、こんなてっぺんに人がいることはなかった。
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開業を祝い新町通りを練り歩く |
当時は高3。4月に開業したのだがこの年の夏休みは、母校が甲子園初出場で応援リーダーとして甲子園に行っていたのでお盆過ぎまで帰省できなかった。初めて終着宇出津駅に到着して駅改札を出るときは感激したことを思い出した。その1年後、まさかこの駅から開始された能登線建設に携わるなんて夢にも思わなかった。
当時の開業を祝う写真を何点か見つけることができた。
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処女列車が間もなく到着 |
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来たよ、来たよと喜びの声が聞こえてきそう |
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1番列車到着! |
それから45年間奥能登の大動脈として機能したが、能登海浜有料道路や珠洲道路が開通して金沢まで車2時間列車3時間では優劣明らか、その結果廃業してもう16年も経過した。
AI写真では、そんなことになるとは全く誰も思いも寄らないことなのである。
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