2,3才の頃だと思うのだが、母の実家に行ったある日、曾ばあさんの背中におんぶされ、ガメコという綿の入った丸い形をした宇出津独特の防寒着に包まれて波止場に行った。岸壁にはとてつもなく大きな船が接岸していた。鋼鉄製の黒いその船の名は「防長丸」と云った。
ふと、そんな思い出がよぎって宇出津港の昔の写真を検索した。本当は昭和20年前後の写真を想定していたのだが、戦前の写真がヒットした。戦前といえども家並みが実に多いではないか。明治時代の初期には北前船が寄港したと聞く。写真は昭和初期あたりなんだろうけれども、昔の繁盛ぶりには驚きである。
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戦前の写真 遠島山公園からの眺望 |
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天保島あたりか? |
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そして現在の宇出津港 |
写真のデータに「アレッ、これは何だ?」というのがあった。詳細を調べると何と「宇出津灯台」だというではないか。宇出津港に灯台?半信半疑で記事を見ると、崎山の先端部分にあるという。地図も調べた。あった!知らなんだなぁ!
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エッ、これが宇出津灯台?明かりはどこから? |
昔の写真や今の港の写真を見ても、灯台を確認することが出来ない。おそらく樹木で遮られているのだろう。そして、小木港にも同じスタイルの灯台があるという。実にうかつだった。
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