2018年10月13日土曜日

ガンマナイフという刃物ではない治療機

日本人の二人に一人の割合で発症するという癌。自分もその一人になって5カ月前に腫瘍を切除した。自分の周りでも癌の手術をした人、現在治療中の人、数えたら何と10人前後に上る。胃を全摘した人、3/4を切除した人は先日町内の老人会の行事であるグラウンドゴルフ大会に元気に参加されていた。昨日カラオケ同好会に参加していた高齢の女性は、昨年すい臓がんを放射線照射して、医師も驚くほど癌が小さくなって普通の生活に戻っていたのだが、2カ月前に再検査したところ再び発症が認められたので、また放射線照射に3週間ほど通院することになると話した。弟も先月前立腺癌でマイクロチップを埋める治療を行っている。
また、ある人は「入院が10日遅れていたら命がなかった」と告げられたのだが、制がん剤(点滴)が驚くほど効果を発揮してみるみる小さくなって2週間ほど前に退院した人がいる。

ノーベル生理医学賞に輝いた本庶佑教授は免疫療法を確立したという。オプジーボの効果は素晴らしいものだと評価された。しかし誰にでも効果があるのかというとNoだという。
昨日の新聞では、放射線照射で脳腫瘍などを治療する手術装置「ガンマナイフ」の新型機を北陸三県の医療機関で初めて導入し、9日から治療を始めたという記事が掲載された。

オプジーボ
浅ノ川病院が導入したガンマナイフ
浅ノ川総合病院は、放射線照射で脳腫瘍などを治療する手術装置「ガンマナイフ」の新型機を北陸三県の医療機関で初めて導入し、9日から治療を始めた。装置内システムが全自動化され、旧型機よりも患者一人当たりの治療時間を平均2時間短縮した。1回の治療で、頭蓋内のほとんどの病変の治療も可能となり、患者への負担軽減を図る。

浅ノ川総合病院は、1997(平成9)年7月に日本海側の医療機関で初めてガンマナイフを導入した。2005年に一度、装置を更新しているが、老朽化により最新型機に変更し、治療の精度を高めた。
新型機「ガンマナイフパーフェクション」は、ガンマ線の照射方向や、治療できる範囲を決定する3種類の「コリメーターヘルメット」が、装置内で自動で入れ替わる。放射線技師らが手動で付け替えていた旧型機よりも手間が省け、照射穴の大きさが異なるものを混合して使うことから、複雑な形の腫瘍でも治療しやすくなった。

患者が乗る寝台は、ガンマ線の照射箇所に合わせて動くため、頭だけを動かしていた旧型機に比べて患者の身体的な負担も減った。これにより、以前は病変が10カ所以上ある場合、複数回に分けて治療していたが、10カ所以上あっても1回の手術時間で治療可能になったという。
同病院ではガンマナイフの導入以来、約5900件(9月末現在)の治療を行ってきた。患者は2~98歳で主に北陸三県からの受け入れを担ってきた。治療する疾患のうち、転移性脳腫瘍が7割を占め、聴神経腫瘍、髄膜腫といった脳内腫瘍のほか、脳血管障害の脳動静脈奇形、顔面の三叉(さんさ)神経痛もある。

10月中はすでに治療予約が埋まっているといい、同病院脳神経外科・定位放射線外科の光田幸彦部長は「がん患者の1割は脳に転移する。脳に転移しても諦めず、負担の少ない治療法があることをもっと知ってもらいたい」と話した。同病院は導入を記念した講演会を19日午後7時から金沢市のホテル日航金沢で開催する。

金沢医科大病院では2年前にダビンチというロボットを導入して腫瘍切除に大きな効果を発揮している。このロボットで実際に手術を受けたのだが、痛みは全くなく(もちろん麻酔)、腹部に5個の穴を開けるだけなので回復も早かった。
あと4,5年すれば癌は怖い病気では無くなるのかも知れない。

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