2018年10月30日火曜日

シニアクラブ会員が20年で半減!なんでや

65歳以上の高齢者は30年間で倍増した一方、会員数は約6万2千人とピーク時の1998年から半減した。クラブ数も約3割減少してる。その理由として、趣味の多様化で活動に魅力を感じなかったり、地域とのつながりを煩わしく思ったりして加入をためらう人が多いのではないかという見方が一般的である.(大分県のデータによる)



吾が町内のシニアクラブの会員も100名を超えていた時期があったのだが、十余年で4割も減少している。発足時は福寿会と称して旅行会や忘年会、新年会等の活動をしていた。しかし、新規加入者が何年たってもゼロの状態が続いた。今から3代前の老人会長は突然老人会は解散すると表明した。理由を聞くと、交通事故で奥さんが亡くなり活動意欲を失ったという。事情は理解できたのだが、後継者を選出すれば何も問題はない筈というと、後継する適任者がいないから解散せざるを得ないという。

副会長に会長就任を頼めばどうかというと、当然頼んだのだが、会長のようにはやれないと固辞しているという。で、副会長と話し合いの場を設けた。その結果、固辞する理由が分かったのである。「会長のように文書作成が全然できない」というのが理由であった。
なら、吾々が文書関係を全面的に支援するから是非会長を引き受けてもらいたいとお願いしたところ、それなら承諾すると引き受けてもらった経緯がある。

何とか会員増加を図ろうとあれこれ策を練ったのだが、先ずイメチェンを図ろう、そのためには名称変更をしようと総会に諮ったが、全会長の「何でこんないい名称を変えんなんのや、わしゃ反対や」と一蹴され否決された。
結局、次の総会まで待つことにしてようやく可決した。

隣の町内の老人会は後継者がいないということで、とうとう解散してしまい十年ほど経った。淋しい思いをしている方が何人かおられることだろう。


一方、加入者が伸びない要因を▽仕事があり時間を取ることができない▽地域との交流、人間関係に煩わしさを感じる▽趣味の多様化―などと分析しているのだが、「元気だからまだ入るのは早い、と思っている人もいる。生活のために、働き続けないといけない状況も影響しているのではないか」という見方が一般的だろう。


役員のなり手不足も深刻で、「会合や行事への出席、イベントの準備などに追われることを懸念し、手を挙げる人が少ない。一度やると、なかなかやめられない」という。休会・解散に追い込まれるクラブも相次ぎ、会員が一気に数十人単位で減るという。
老人クラブは、おおむね60歳以上の住民が任意で加入する。スポーツや趣味の活動、生涯学習など「地域、生活を豊かにする楽しい活動」を展開している。

先だって、町内シニアクラブはたけふ菊人形とOSKレビュー、平泉寺白山神社等の旅行会を実施した。参加者募集の際は会員であるかどうかは問わず募集したところ、27名が参加した。参加した会員外の女性が、「私もシニアクラブに入ります」と意思表示してくれたのである。



そんな人を地道に増やしていきたいと思うのだが・・・



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