2017年11月16日木曜日

チャレンジャー田中陽希の凄さ


田中陽希といえばNHK BSの番組『グレートトラバース』として、そのチャレンジが全国的に大きな話題を呼んだ「日本百名山ひと筆書き」に続いて「日本二百名山ひと筆書き」である。
私は彼の大フアンで、BS番組を欠かさず見ている。その行動力は超人的で、一般的な登山家がある山を登る所要時間が5時間とする山に、終始駆け足でほとんど休憩時間を取らず2時間くらいで登頂してしまう超人なのである。





アドベンチャーレーサーとしてチームイーストウイドに所属し、世界大会に挑み続ける田中陽希は、34歳。1983年、埼玉県生まれ、北海道育ち。学生時代はクロスカントリースキー競技に取り組み、「全日本学生スキー選手権」などで入賞。2007年よりチームイーストウインドに所属する。陸上と海上を人力のみで進む『日本百名山ひと筆書き』『日本2百名山ひと筆書き』を達成。イーストウインドの次期キャプテンとして期待される。

昨日のBSで「世界でもっとも冒険的で最困難であるアドベンチャーレースとして、『パタゴニアンエクスペディションレース』に出場し続けて、5回目の挑戦の模様を再放送していた。
舞台は”世界の果て”と呼ばれる南米・パタゴニア。2016年2月に開かれた世界最高峰のアドベンチャーレース「パタゴニアン・エクスペディションレース」にチーム・イーストウインドの一員として参加した田中陽希に完全密着取材していた。 風速60mにも迫る大地、荒れ狂う激流、そしてそそりたつ氷河地帯・・・。想像を絶するパタゴニアの過酷の大自然の中、世界一を目指し突き進むチーム・イーストウインド。 ところが、思いもよらぬ壮絶なアクシデントが田中たちを襲った。



レースは数百キロに及び、氷河越え、登山、自転車、カヌーと超過酷なレースである。
参加10か国20チーム、1チーム4人のうち女性1。今回が5回目、3,4回は2位で今回は何としても優勝したいと張り切っていた。だが、自転車走行中、チームリーダーが溝にはまり転倒してしまいレース断念寸前の大けが。20時間のロスタイムだったが何とか「やる」と決意してスタートした。

そして最後にトップでゴールした。総合成績は前回と同じ2位。
強い精神力、冷静沈着、超人的体力を備えたチームの奮闘ぶりに感動した。

田中陽希は再び少しの間レースから離れ、新たな旅に出る決意をしたという。
2018年正月から1年以上をかけて「日本三百名山全山ひと筆書き」に挑むというのである。
またBSを見る楽しみができた。

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