2024年3月23日土曜日

小松駅~空港間自動運転バス就航

社会インフラであるバス業界の運転手不足が深刻化しているという。業界団体の日本バス協会が2023年9月に発表した試算によると、2030年に約3万6000人の運転手が足りなくなるという。人手不足解消の切り札として期待されるのが自動運転技術である。ただ足元では実証実験中の事故が相次いでおり、実用化までの道のりは遠い。社会インフラの維持のためにも、実用化レベルに耐え得る技術の開発が急務である。

こうした中、小松市では空港まで自動運転に踏み切った。


JR小松駅と小松空港を結ぶ新たな交通手段として、2020年度から整備されてきた自動運転バスのお披露目式と試乗会が今月3日、小松市の科学館「サイエンスヒルズこまつ」で開かれた。市は陸と空の玄関口の利用を促進し、バス運転手不足の解消にもつながると期待している。


東京オリンピックでも、選手村と会場間の無人バスが運行していたが、接触事故やバスのトラブルが続発した。しかし、これらの問題もクリアーしたとみなして正規運行するに至った。その後、問題が発生したという話はない。当分の間は運転手を座らせて運行状態を見極め、安全が確認出来たら運転手は乗務しなくなる。

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