去年、町内で102才の1人暮らししていた女性が亡くなった。亡くなる1ヶ月前までは、信じられないくらい元気溌剌したおばあさんだった。2,3km離れた所に長男が住んでおられたが、通院や買い物、炊事に洗濯等、殆ど自分でやっておられた。もう10年くらいたっただろうか、94才まで1人暮らしの男性も元気に過ごされていた。老人会の旅行で、その人の周りを常に2,3人のおばあさん連中が取り巻いていた。映画俳優のような男前の人だった。94才になったある日、「わしゃ、施設に入所することにした。」と言って入所され、1週間ほど経ったある日、ちょっと健診にと病院に行かれそのまま入院して数日後に亡くなられた。
また、90才の男性も1人暮らしをされているが、数年前に追突事故で入院が長かったが、退院後は普通に暮らされている。庭木の剪定も自分でやられており、LINEの講習会にも出席されている。80才目前の身としては、あやかりたいと願っているが、果たして念願が実現するかどうかは神のみぞ知るである。長生きも人の世話を頼る長生きはしたくないと願っている。
小松市は、一人暮らしの高齢者を見守ろうと、人の動きに反応する人感センサーと携帯電話の貸与による「安心通報システム」を導入したという。高齢者宅に置いた人感センサーに二十四時間反応がない場合、コールセンターが携帯電話に安否確認の連絡を入れる。通信大手ソフトバンクとの連携事業で、北陸初という。
金沢市でも導入を検討してもらいたいものである。
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