先週の7日は「北方領土の日」だった。返還交渉は遅々として進展しないのが歯がゆい。あの広大な土地を有する中国が尖閣諸島を固有の領土と嘘ぶき、海警局の船舶を武装したという。ロシアは大戦の結果、ロシア領となったと主張している。どれだけ領土が広大でも、寸土も譲れないとする主義は中ロ共通している。終戦は8月15日、これが日本人の常識だが、ロシアはそうではない。アメリカの承諾を得てそれ以降に占領したという。
戦前、国後島へ渡航する際の出港地が野付半島だったと記録に残っている。3年前にその野付半島を旅行した。
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野付半島の中央部あたりにあるネイチャーセンターにある記念碑 |
この野付半島は奇妙な地形をしている。半島の最小幅が20mと細くて幽霊の手のような形をしていて、植物も枯れた状態になっており、「この世の果て」と表現されている。
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国後まで2kmの至近距離 |
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半島中央部にあるネイチャーセンターから先端方向に「馬車」で行くことが出来る 中央上部が国後島 左側は知床半島 |
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この世の果てを思わせる風景 |
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ドローンで撮影された写真があった |
この半島は将来、水没することになると推測されている。一般的に火山活動で土地が形成されるのだが、ここは砂嘴(さし)といって、海流が砂を運んで堆積したものだという。この近くに「風蓮湖」があるが、ここも砂嘴で形成された。また、網走の北方にあるサロマ湖も砂嘴で形成された。北海道の東側海岸独特の地形である。野付半島の付け根にある「標津」の旅館でホタテを焼いて食べた食感は最高だった。また食べたいなぁ。
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