大学を卒業して50年間も高校のソフトボール部の監督をされた室谷妙子さんに関するブログは既にアップしたことがあるのだが、つい3日程前に同窓会から感謝状が贈られたというニュースに接した。平成16年頃だと思うのだが、グラウンド整備事業で門前高校を訪れたことがあるが、目的は学校側の要望を聞いて計画図を作成することにあった。
今から17年前のことなので監督は55才だったことになる。打ち合わせのため来られるまで応接室で待機していたのだが、やがて入ってこられ小柄で短髪の日焼けされたお顔で、要望は簡潔明瞭に話された。自分より6才若い先生だった。
6日、同窓会から感謝状が贈呈された |
昨年の引退セレモニーには宇津木元日本代表監督も駆けつけられた |
総監督50年の金字塔は永遠に輝く |
室谷さんは県大会や北信越大会などで通算百二十七回の優勝を記録し、最高成績は国体二位、選抜大会二位、インターハイ三位。「優勝して、胴上げしようとする部員に全国の舞台まで待てと言った。それが夢だった」と振り返り、「全国制覇は夢で終わったが、預かってきた三百三十四人の部員全員を尊敬し、心から感謝している」と述べた。
一緒に贈られた記念品のプレートには「思いやり」の文字。「思いやりを持ち、勝っておごらず謙虚でありなさいと教えてきた。一つの美学だった」と室谷さん。引退されてやがて1年になるが、いつまでもお元気に過ごされることを祈念したい。
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