武家屋敷では昨日から毎年恒例行事となっている「こも掛け」が行われている。
金沢の冬の風物詩の一つ「薦掛け(こもがけ)」。武家屋敷跡の土塀を凍結や雪による損傷から守るために行われているもので、毎年12月行われる。金沢に本格的な冬の訪れを告げる風習で、これを機に街並みが冬らしく変わっていく。
このこも掛けについて、金沢市は開催日や時間等をHPに掲載している。
開催日◆2018年12月1日(土)~2日(日)
時間◆両日10:00~15:30
会場◆金沢市長町武家屋敷跡界隈
問い合わせ先◆金沢市景観政策課 Tel.076-220-2364
こも掛け作業 |
こも掛けは、土塀の中にしみ込んだ雨水が凍って土塀にひびが入るのを防いだり、積もった雪が落ちるときに土がはがれるのを防ぐため、わらで作った薦(こも)を土塀につり下げるものだ。
1枚が幅3.6メートル、高さ95センチの薦が、総延長約1,100メールの土塀に取り付けられる。
今年は初めて週末に合わせて作業が行われたこともあり、雪国らしい光景に、多くの方々が足を止めて興味深そうに見入っていたという。
この「こも掛け」の風景は、3月中頃まで見ることがでる。
用水の中に入って作業する場合がある |
今回みらい遺産を紹介してくれる坂井利男さん(73歳)である。
坂井さんが薦づくりを始めたのは5年前。
その時、思い出したのは亡き父の姿だったという。
農家だった坂井さんの父親は藁を使って、筵(むしろ)や俵を手作りしていた。
その道具を坂井さんは大切に保管していたという。 父の道具を使いながら手探りで薦づくりを始めた、坂井さんである。
総延長が1,100mにも上るこもを坂井さん一人で手作りしているんだろうか。
さて、今日は絶好のタイヤ交換日和である。昼からやろーっと。
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