ホテルの人手不足のあおり

先月、久しぶりに旅行したのだが、大山のふもとに位置するホテルに宿泊した際に、「ふとんはお客様で上げ下ろしをよろしくお願いします」という依頼があった。長年、旅行をしてきて、こんなことは初めての経験だった。女房殿のご機嫌が悪くなったが何とも仕様がないことだった。

これは深刻な宿泊業界での人手不足にあるという。

宿泊業界でコロナ禍における人手不足が深刻化するなか、訪日観光需要の急回復に加えて、日本人客の国内旅行志向が続いているという。「今後さらに需要が伸びてくると、人手不足からくるキャパシティ不足に陥る心配がある」という報道もある。

実際、コロナ禍でホテルも旅館もレストランも成り立たなくなってしまい、かなり人手を減らした。それで「儲かるようになったからもう1回来てくれ」と言っても、すぐには来てくれないだろう。

コロナ禍で辞めた人が戻ってこない　～77.8%の旅館・ホテルが正社員の人手が足りないという。

町内で長年ホテルに勤めている人は、「従業員募集をしているが一人も応募がない」と深刻な状況だという。

中国人の旅行客はこれからやってくる。その対応はどうなるのだろう。