2020年3月30日月曜日

時ならぬ「雪」といえば

昨日は東京で満開の桜と歩道に積もった雪を踏んで歩く姿が今朝のTVに映し出されていた。春が来たと心も弾んだ気分が一気に冷え込んだ。時ならぬ雪といえば、51年前が思い出される。昭和44年3月12日、和倉温泉は前日とは打って変わって20cmを超える積雪。この日は新婚旅行に出かける日だった。敦賀あたりまで銀世界の景色を眺めながら新大阪駅で下車し、伊丹空港に向かった。ところがである。飛行機の出発時間が遅れに遅れたのである。原因は四国松山方面が70年ぶりの大雪だというのだ。

それでも2時間くらい遅れてどうにか出発した。搭乗の飛行機は4年前から日本初の旅客機として就航したYS-11だった。伊丹~松山路線は昭和41年、この旅行の3年前だが着陸に失敗、松山空港付近の海上に墜落し、全員死亡という大事故があった。そんな飛行機に乗るというので、友人は「また落ちる」とからかった。

伊丹空港

松山空港

飛行機には初搭乗だった。滑走路から飛び立つとき、エンジンを全開にしてプロペラが回転するものだから、一瞬つんのめる感じになり、いきなりブレーキを外したのかフワッと浮き上がるようにして走行を開始してやがて離陸した。そして1時間も乗っただろうか、あっという間に無事松山空港に着陸した。

そしてそれから50年の去年3月、金婚式を娘達夫婦が企画して招待してくれた。感謝感激雨あられだった。

みんなありがとう!

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