2018年9月22日土曜日

小よく大を制す

今場所の遠藤はどうしたのだろうか。いつもの元気さがまるで見られないのだ。ようやく昨日勝って2勝8敗となった。土俵際の粘りが全くないのが気がかりである。来場所の活躍を期待したい。
一方、金沢出身の炎鵬が好調である。十両に席を置いたが1場所で負け越しを喫して2場所幕下であったが、連続勝ち越しを決めて十両に復帰してきた。そして昨日、勝ち越しを決めたという。


大相撲秋場所(両国国技館)13日目の21日、7勝を挙げている西十両13枚目の炎鵬(金沢市出身、宮城野部屋、金沢学院大OB)は東十両7枚目の千代ノ皇(おう)(九重部屋)を突き落としで破り、関取として初めての勝ち越しを果たした。十両の壁に跳ね返された3月の春場所から心身の成長を見せた23歳の小兵は、「一発で決めたかった。うれしい半面、苦しかったな」と喜びをかみしめた

炎鵬は千代ノ皇に頭を付け、左からタイミングよく突き落とした。稽古で胸を合わせたことがある相手に「まわしを取らせないようにした。終盤で勝てて自信になる」と振り返った。
新十両だった春場所は4勝11敗と大きく負け越し、陥落した幕下で2場所連続の勝ち越しを経て十両に返り咲いた。炎鵬は「一日一日、やることを決めてするようにしてきた。心持ちが変わり、精神的に一回り大きくなったと思う」とプロとしての意識が強くなったと語る。 


焼き肉やプロテイン入りパンケーキを頻繁に食べるようにして体重を増やしたことも功を奏した。この日の取組を見た師匠の宮城野親方(元幕内竹葉山)は「いい相撲だった。先場所から7キロ太ったのが大きいね」と現在97キロの弟子の成長に感心した様子で語った。
今場所は残り2日。十両は4敗が3人、炎鵬ら5敗が4人と混戦になっている。日に日に大きくなる歓声を背に、炎鵬は「ひそかに優勝を狙ってます」と大胆な目標を掲げた
大の男が炎鵬に振り回されて豪快に倒される相撲は溜飲が下がる思い。

炎鵬の基本情報を調べてみた。 
本名 中村 友哉
愛称 ユウヤ、ふんどし王子(高校時代)、ひねり王子(入門後)[1]
生年月日 1994年10月18日(23歳)
出身 石川県金沢市
身長 169.0cm
体重 94.0kg
BMI  32.9
所属部屋 宮城野部屋
得意技 左四つ、下手投げ[1]
成績 現在の番付 西十両13枚目
最高位 西十両13枚目
生涯戦歴 44勝20敗(9場所)
優勝 三段目優勝1回  序二段優勝1回  序ノ口優勝1回
データ  初土俵  2017年3月場所
趣味 寝ること

初土俵が去年3月というのだが、もう10年くらい相撲を取っているような貫禄が出てきた。勝率7割強、益々の活躍を期待したい。

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