探査ロボットはバネ仕掛けで移動ができるという。地球から3億キロ彼方の直径900mしかない小惑星にこんな細かな芸当ができるなんて、日本の宇宙航空技術は驚異的である。さらに「はやぶさ2」本体もリュウグウに着陸させるという。
探査ロボット投下成功に沸くJAXA |
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JAXA発表
国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、小惑星探査機「はやぶさ2」から搭載ローバのMINERVA-II1を分離し、小惑星Ryugu(リュウグウ)に着陸させる運用を実施しました。
運用の結果、MINERVA-II1(ローバ-1A 、ローバ-1Bの2機)はリュウグウに着陸できたことが確認できました。各ローバの状態は正常で、リュウグウ表面での探査を開始しています。「はやぶさ2」は、MINERVA-II1を分離後、リュウグウの中心から約20km上空のホームポジションへ平成30(2018)年9月22日15時(日本時間)に戻りました。「はやぶさ2」の状態は正常です。
■「はやぶさ2」の運用に関する情報については、JAXAウェブはやぶさ2特設サイト、はやぶさ2プロジェクトサイトにてお知らせします。
●日本時間9月21日13時7分頃に撮影。カラー画像。撮影はローバ-1Bから。右下にリュウグウが写っている。左上の薄くモヤがかかっている部分は撮影時の太陽光の写り込みによるもの。
<ミネルバ2> はやぶさ2に搭載された探査用の小型ロボット。直径約18センチ、高さ約7センチの正十六角柱で重さは1キロ程度。カメラや温度計を備え、りゅうぐう地表で観測を行う。同じ型のロボットが計3台あり、今回は2台を放出し、残り1台は来年放出する。内部モーターの回転で発生させた力でジャンプしながら移動する。得たデータははやぶさ2を経由して地球まで送られる。
探査の最終段階に「はやぶさ2」が着陸し、地表の物質を採取して地球に帰還する予定である。
帰還が実現するまで、「日本、バンザーイ」をするのを待つことにしよう。
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