宇宙開発を手掛けるアメリカの「スペースX」社は日本時間18日午前、月を周回する旅行の初めての乗客は、ファッション通販サイト「ZOZOTOWN」の前澤友作氏であると発表したのである。ZOZOTOWNなる名前は聞くのは初めてだし、前澤という社長も初めて聞く名前だった。
スペースXは、同社が開発する超大型ロケット「BFR」での月旅行の初の搭乗者として前澤氏と契約を結んだと発表したという。
旅行は5年後の2023年に催行される予定で、およそ1週間掛けて月と地球を周回飛行する。前澤氏は会見でマスク氏と固い握手を交わすと、「これは私の人生における夢だった。とてもうれしく、興奮している」と英語で語った。旅行の金額は明らかにされていない。
スペースX社で記者会見の前澤友作氏 |
前澤氏は今回の月旅行を「#dearMoon」プロジェクトと命名し、画家や音楽家など最大8人の世界的なアーティストを招待すると公表。メンバーは選考を経た上で確定する。参加者には月旅行の経験で得たインスピレーションを元にした作品を創作してもらい、広く公開する計画だ。 できることなら「俺も連れて行って!」とお願いしてみたい。
ブースターを切り離し、いざ月へ |
月旅行を発表したこの日、スタートトゥデイの社内でもどよめきが広がった。スペースXとの契約の守秘義務があり、社員の大多数は月旅行の計画を知らされていなかったからだ。同社は米国での記者発表と合わせ、「当社代表・前澤友作が民間人初となる月周回計画を発表」というプレスリリースを出したが、「本プロジェクト開始によって、前澤の当社事業への関与が薄まることはなく、当社事業への影響もない」としている。
個人的な費用負担がどれだけかは企業秘密だとか。
およそ1週間の宇宙旅行スケジュール |
過去にNASAがロシアからソユーズへの搭乗を購入した際には、1席あたり7470万ドル(約84億円)から8170万ドル(約92億円)の費用を支払っている。
少なくともこれが最低価格ではないだろうか。ここから推測すると、最大9人の搭乗者の費用総額は756億円以上となる。これを全額負担できる前澤氏とは一体何者なんだろう。
少なくともこれが最低価格ではないだろうか。ここから推測すると、最大9人の搭乗者の費用総額は756億円以上となる。これを全額負担できる前澤氏とは一体何者なんだろう。
御年41歳、ファッション関係の通販事業会社のオーナー。通販でファッション関係を取り扱うのは無謀といわれた。が、
「前澤は右脳と左脳の両方を使う。アイデアマンだが、思いつきで事業はやらない。これは10年前から同じ。自分でアイデアを出しつつ、数字に強いからきちんと採算を考えて、『あ、これは儲からない』と即座にわかる。だから結構、石橋をたたいて“壊す”」(栁澤氏)という。
ある模様のついた採寸用の服を着用してスマホで撮影、それを送信するとオーダーメイドと同等の洋服が仕立てられるというのだ。これが大ヒット。瞬く間に株の時価総額が1兆円をこえたのだとか。何せ平成の成金富豪なのだ。あと10年したらこの人はどうなっているのか注視していきたい。
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