2024年1月29日月曜日

11勝、文句なしの敢闘賞

千秋楽を迎えた昨日、郷土を沸かせた大の里は玉鷲と対戦し難なく降した。見ていて「何と頼もしい男か」と。

歴戦錬磨の玉鷲を降した

28日に行われた千秋楽で、津幡町出身で新入幕の大の里(23)=本名中村泰輝、二所ノ関部屋=が、初の三賞となる敢闘賞を受賞した。付け出しから所要5場所での三賞獲得は史上2位タイの速さ。初場所で114敗の好成績を収め、能登半島地震で被災した地元を元気づけるような大活躍。「石川に良い報告ができた」と安堵(あんど)した。

初入幕で敢闘賞獲得
身長192センチ、体重183キロの恵まれた体格を生かした圧力をかける相撲が武器。ざんばら髪ながら西前頭15枚目で迎えた今場所も、6連勝を飾るなど星を伸ばし、25日の12日目には、優勝した横綱照ノ富士との結びの一番に抜てきされた。「まさかまさか。1年前まで(日体大の)大学生で想像していなかった。あの空気感で相撲を取れたのは大きい。この負けを無駄にせず頑張りたい」

声援も日に日に大きさが増し、初の幕内ながら2桁勝利を挙げたことが、三賞選考委員会で評価された。初場所後に、帰郷するかは決めていないという。「15日間、石川からの応援が届いていた。来場所も(この活躍を)続けていきたい」とさらなる飛躍を誓った。

欧勝海もよくやった。昨日は輝に敗れはしたものの、勝ち越しして来場所につないだ。郷土の力士頑張れ!

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