2022年2月3日木曜日

稼ぎまくる「絵になる男」

プロ野球の監督といえば、現役時代の優れた実績と、秀でた選手の指導力を兼ね備えた人物。
ところが日ハム監督に新庄剛志選手が就任することになって、新庄は一躍ビッグスターになった。イベントには新庄劇場が華麗に繰り広げられ、見る者、聞く者、全てそのパフォーマンスに目を見張らせる。
1日、沖縄県で春季キャンプの初日を迎えた。横一線の競争を促し1軍との垣根をなくすため、国頭村の2軍キャンプから始動。「時の人」の船出に約100人の報道陣が集まり、注目度の高さを示した。
見たことがないバイクに乗って颯爽と登場した

一挙手一動足に注目が集まる
先月30日には派手なロングコートをまとって沖縄に到着した新庄監督。この日は今季から新しくなったユニホームに上着を羽織って三輪オートバイで球場入りし、報道陣にはのどあめを差し入れた。新型コロナウイルス感染対策のため記念撮影やセレモニーは行われなかったが、グラウンドではカメラを構えるファンに向かって手を振る姿も見せたという。
だが、就任以来、自らがパンダになってさまざまな話題を振りまいてきた新庄劇場もこれにて終演と見る向きもある。そうならなければ、チームは好転していかないというのだ。

ド派手コートでパフォーマンス

和服もお似合い
ある人曰く、「新庄監督が最もそれを理解していると思う。現役時代から何度も話を聞いてきましたが、ことあるごとに“野球あっての新庄剛志ということは僕が一番わかっている”“野球で結果を出さなければただのバカ”と言っていた。どんな試合展開になっても、どんな凡打でも、一塁に全力疾走することを怠らなかった。野球が本分というのを誰よりも肝に銘じていたからです。取材陣にとっては物足りないかもしれませんが、キャンプが始まったら過度なパフォーマンスを封印し、野球に注力するはずです」と論評。

これもファンサービスか
「新庄監督は日本ハムでの現役時代、年俸8000万円のほかにスポンサーなどから7億~8億円の収入を得ていたと話しています。今回、日本ハム監督という『プレミアム』が付いたので、現役時代と同様、1社1億円はくだらないでしょう。以前から契約しているスポンサー3社の更新料も含めれば、さらに金額は増える。LINEスタンプや週刊誌の連載も抱えていますので、監督就任から2カ月で総額3億円程度の収入を得たと推察できます」と。

メディアの調査・分析を行うニホンモニター株式会社によると、新庄監督が11月4日に監督就任会見を開いてからの2日間のメディア露出を広告費に換算した場合、約105億円に上るとした。関大名誉教授の宮本勝浩氏も、新庄監督就任の経済効果を約60億円と算出したが、年末年始のメディアジャックにより、宣伝効果はさらに大きくなっただろう。

もし、評論家の予言通りの「あっと驚く新庄」でなくなったなら「おもろないなぁ」とファンが減るかも。
しかし、負けが続く場合、これまでのようなパフォーマンスをすると、新庄人気は一気に奈落の底に転落するような気が・・・。

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