2021年11月15日月曜日

大阪市立大、北大の研究者がついに解明した「モズの早贄」

 先日、新聞にモズの早贄の写真が掲載された。早贄の木の高さから今冬は大雪と判断されるという。この早贄だが、これまでこのモズの習性について深く研究されることはなかったのだが、大阪市大と北大の研究員がついにとことん追求して究明されたという。

モズの早贄(新聞掲載写真)

研究したのは、大阪市立大学大学院理学研究科の西田 有佑 特任講師と、北海道大学大学院理学研究院の高木 昌興 教授との共同研究により、モズのオスは非繁殖期にのみはやにえを作り、そのはやにえを繁殖期が始まるまでにほとんど食べ尽くすことを発見したのである。さらに、はやにえの消費量に応じて繁殖期におけるオスの歌の質が高くなり、その結果オスはメスから強く好まれるようになることを野外観察と操作実験により明らかにしたという。

モズ
本研究の結果は、モズのはやにえがメスの獲得で重要な歌の質を高めるための栄養食として機能していることを示している。餌をなわばり内に貯える「貯食行動」はモズのほか様々な動物でも見られるが、貯えた餌の消費がオスの性的な魅力を高める効果をもつことが実証されたのは世界で初めてなのだ。

早贄の位置としては、野生の感覚でこの冬はこれくらいの高さであれば安全と直感的に決めているのだろう。今年は大雪と気象庁も発表しているし、モズの直感もそうなっているようだから今冬は来る日も来る日も除雪除雪で明け暮れるかも知れない。うんざりだなぁ。

大学の研究者と云えば、先日、京大の本庶教授が50億円、京大に200億円余を小野薬品から配付されるという。オプジーボの凄さが伝わった!

京大本庶教授

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