昨日は中断していた大河ドラマが再開された。ドラマはパリ万博が終わり留学中の出来事が中心だった。派遣された1年半は国内にあっては正に激動の時代。とうとう徳川300年に終止符が打たれた。そんな時代背景にあったパリ留学は、幕府からの送金が途絶えた。で、一行はどうしたか。ここで渋沢ならではの才能が遺憾なく発揮された。
一行は万博会場の屋上でパリ市内を見た |
エッフェル塔にも登っただろう |
日本の出品は何と「グランプリ賞」を受賞したという |
ある日、日本総領事のフリュリ・エラールに証券取引所へ連れて行ってもらったのだが、取引の様子を見ながら「国債」や「社債」のことを教えてもらう。
“債権”を買う?最初は何のこっちゃと思っただろうが、そこは飲み込みが早い渋沢であった。
「フランス政府に短期間貸し付けるのです。預けた期間に合わせて“利子”がつき、現金が必要となればその時の“相場”で売ることができる。“社債”は同じ要領で会社にお金を貸すこと。会社はその借り集めた“金”で事業をする。リスクはあるがその“金”が事業の役に立つのです。」(エラール)
証券取引所に案内された渋沢 |
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