金沢駅のコンコースを出てパッと目に付く建物は都ホテルの建物だった。そのビルの佇まいは近代的金沢の象徴だった。
金沢都ホテルは1963年(昭和38年)3月、金沢市で初めての都市型ホテルとして開業し、地下街には映画館や飲食店が入居し、54年間営業を続けていたが2017年3月に営業を終えた。白山茶屋やラーメン屋には良く足を運んだ。
地上7階、地下3階の本館と、地上8階、地下1階の新館が建ってた。敷地は約5,000平方メートルで、地上部分の解体はすでに完了している。
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4年前まで営業していたビル |
小生が中学生だった頃の駅前の佇まいの写真があった。昭和30年前後だと思われるが、このビルを建設するまでには、用地買収で相当大変だっただろうと推定できる。
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近鉄不動産が多くの家屋を買収してビルが建設された |
ビルが取り壊され、3年前後が経過したが、どうなるのか不明である。この土地開発は金沢の顔そのものとなるため、市長が近鉄不動産に出向いて協議しようとしたが、対応したのは専務だったという。
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5000㎡の土地が塀に囲まれ遊休地となっている |
駅西の区画整理事業で駅に直近した3000㎡の土地開発に関わったことがあった。国鉄清算事業団の所有地で、当時はバブル全盛だったので土地価格が表面化しない建物提案方式という土地処分方式を採用し、信開産業が提案したホテル開発に決定した。やがて30年になるんだなぁ。近鉄不動産も開発計画は金沢市とすりあわせて早期に実施してもらいたいものだ。
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