2020年9月17日木曜日

予定価格と競争入札

建物の詳細設計が固まったのは、平成20年が暮れようとしていた頃だった。詳細設計が決定し、予定価格の算定を建築設計会社に依頼した。平成21年3月、予定価格算定書が町会に納品された。建設工事費は4,800万円。これに対して貯金残高は2000万円+α。差し引き2,800万円。これをどのように調達するかが最大の課題となった。

市民課へ補助金交付申請の協議をすること数回、ようやく交付金額が提示された。その額は1,200万円、そして、市民課担当者曰く、「県の補助金申請はどうされますか」と問われた。県から補助金が交付されるとは全く知らなかった。そして、「市から県に申請できますよ」と云われたので、渡りに舟、「是非お願いします」ということで申請書にハンコだけ押して市にお任せした。

結局、交付金は市から1,200万円、県から500万円と決定した。
不足額=2,800万円ー1,700万円の1,100万円だった。このほか、テーブル、イス等の調度品関係費用も必用だった。
そのため、町内から寄付金を募ることにした。近隣関係者からも協力して貰うことができ、総額230万円が寄せられた。

平成21年春、建設業者5社を選定して見積もり依頼をした。その結果、予定価格より1,500万円も低い3,300万円で落札した。これには鈴木建設の熱意にほかならなかった。最高額が4,500万円、その差1,200万円も!これには町会として大助かりであった。
建築設計会社と工事管理契約を締結し、いよいよ起工式(地鎮祭)を挙行することができた。

起工式

歴代町会長も参列
平成20年8月から翌21年3月まで、鈴木建設の誠意ある仕事により荒屋会館の竣工をすることができた。

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