2019年3月1日金曜日

花は咲けども

わが家に3カ月も前から花が満開になっている木がある。その木は30年ほど前に元町にあったホームセンターで買ったものである。
30年も経つので、この木の子どころか孫もどこかで育っている筈である。短い枝を挿し木にすれば必ず根付き立派な木に育つ。

その木とは「金のなる木」である。

2,3カ月前から満開
この木に花が咲き始めたのは2,3年前あたりからである。なので20数年間花は咲かなかったので、花が初めて咲いた時は「この木は花が咲くんだ!」と驚いたものである。
育てて30年経つのだが、この木の根は信じられないほど「殆どない」のだ。鉢に10cmほど埋まっていて根が出ていない不思議な木である。ただ、残念なことに花は咲けども実(金?)が付かないのだ。

樹高70cmくらい


なんとも縁起の良い名前をした植物「金のなる木(カネノナルキ)」。その名の通り、「富」や「一攫千金」「幸運を招く」などといった花言葉を持ち、新築祝いや開業祝いなどの贈り物として用いられることもあるのだとか。

金のなる木ってどんな植物か調べてみた。
金のなる木は、南アフリカを原産とするベンケイソウ科クラッスラ族の多肉植物である。肉厚で丸みのある葉っぱが五円玉のように見えることから、日本では「金のなる木」と呼ばれるようになったといわれている。

草丈は50cm~3mほど。大きく生長すると茎が太くなり木の幹のように見えるため、多肉植物ではなく観葉植物に分類されることもある。耐暑性が強く、耐寒性もあるため、丈夫で育てやすい植物である。晩秋から冬にかけては、白や淡いピンクの可憐な花を楽しめる。

金のなる木は、乾燥や低温などの厳しい環境に適応し、世界中に分布するベンケイソウ科に属する丈夫な植物で、和名はフチベニベンケイだが、もっぱら金のなる木、またはカゲツ(花月)として流通している。新芽が小さいうちに、5円玉の穴に通しておき、そのまま成長させて、5円玉が抜けない状態にし、枝にお金がなったように仕立てたものが流行した。その姿から成金草とも呼ばれる。小さな株によく花をつける花の咲きやすい系統と、大株にならないと咲きにくい系統があり、葉は緑一色のものから、白やピンク、紅色の斑入り品種、葉が巻いたり細くなったりする品種があります。

多肉質の葉や茎にたっぷり水分を蓄えることができるので、乾燥に強い反面、過湿にさせると根腐れしやすくなる。水はけのよい土で植え、日なたに置いて乾かし気味に管理するとよい。斑入り品種は、日焼けしやすいので、夏は半日陰に置く。冬は、3℃以上を保つよう注意する。さし芽で簡単にふやすことができる。 

殖やし方は至って簡単。


葉っぱの先っちょをプランターに刺すだけ。

この花は散らない!
金のなる木に関心が湧いた方、小枝や葉をお分けしますのでお知らせください。



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