2019年3月16日土曜日

富山出身4人兄弟の楽団が全国行脚中

のっぽで丸い眼鏡、髪は四分六分、昭和初期の時代の人間が現代に現れて、浅草寺の片隅で懐メロを唄っているTV画面に釘付けになった。歌唱力も申し分なし。一人が歌い三人が楽器演奏の四人グループ。4人を取り囲んだ20人くらいの観衆は、演奏が終わると帽子の中に心づけを投げ入れていた。子供の頃、街頭にこの手の興行師が手品や唄で観衆を集めていたのを思い出した。


浅草寺境内で唄っていたグループが先日、金沢公演をしたという。グループの名を「東京大衆歌謡楽団」という。最近は全国各地で公演し、大好評を得ているという。


昭和初期の流行歌を楽しめるコンサート「東京大衆歌謡楽団 金沢公演」が9日、金沢市文化ホールで催された。平成からの改元を前に、700人ほどの中高年が昭和歌謡の世界に浸った。

金沢公演:市文化ホールで
この楽団は東京・浅草を中心に活動する富山市出身の4人兄弟でつくり、高島孝太郎さん(35)、雄次郎さん(33)、龍三郎さん(31)、圭四郎さん(29)が出演した。全32曲を披露し、うち「リンゴの唄」など4曲は聴衆と一緒に歌ってリクエストにも応じ、手拍子と拍手で温かい雰囲気に包まれた。


ボーカルの孝太郎さんは六四分けの黒髪に丸眼鏡と往時のモダンな紳士を思わせる姿。石川県白山市から来た竹田恵美子さん(84)は最後の「青い山脈」まで口ずさみ「10代で聞いた歌やな。楽しかった」と平成育ちの兄弟による懐メロを堪能していた。


東京大衆歌謡楽団プロフィール

唄/髙島孝太郎(35)、アコーディオン/髙島雄次郎(33)、ウッドベース/髙島龍三郎(31)、バンジョー/髙島圭四郎(29)の4兄弟からなるユニット。
2009年4月東京大衆歌謡楽団を結成。 もともと世界の民族音楽をテーマにしたバンド活動中に演奏した昭和歌謡に様々な音楽が凝縮されていることに気づき、バンド解散後、昭和歌謡にのめり込む。


古き良き昭和初期の流行歌をこよなく愛し、同年12月にバンド名と同じタイトル「東京大衆歌謡楽団」のCDとカセットを同時発売。浅草や上野などの街頭演奏や単独公演で、中高年の熱烈な支持を得ている。2015年3月ウッドベースに三男、龍三郎が加入。新生「東京大衆歌謡楽団」としてスタート。2015年6月メジャーデビューを果たす。2017年には四男圭四郎が加入し四兄弟の楽団なった。  

歌は戦前戦後の曲が多い。歌を聞いていると、昔々の出来事が次々と浮かんでくるから不思議である。

旅の夜風  何日君再来(ホーリーチンツァイライ)  上海帰りのリル  浅草の唄
夢淡き東京  誰か故郷を想わざる 等々


昨日は集会所でカラオケ同好会の例会があった。平成22年4月に発足した当時は会員が十数人もいたが、現在は高齢化が進み4,5人になってしまった。が、午後1時半から5時まで、昭和40年代の歌が元気よく唄われている。週2回の例会、あなたも参加しませんか。


1 件のコメント:

Unknown さんのコメント...

素晴らしい歌声と演奏です。
孝太郎氏の多くの歌詞を完璧に覚えて、見事に歌っているのが素晴らしい。