2024年6月8日土曜日

金沢城石垣復旧に15年も?

金沢城の石垣は多種多様な積み方があり、専門家は金沢城の石垣は博物館だという。その石垣について、県が調査中だった頃、その調査にほんの少しだけ関わったことがあった。
その石垣が能登半島地震で一部崩落した。その復旧に何と15年も要するというニュースに接した。
この石垣を含め5か所も崩落した
7日、県議会本会議を再開し、馳浩知事は一般質問の答弁で、能登半島地震で被災した金沢城の石垣復旧に15年程度かかるとの認識を示した。石垣の被害は28カ所で、このうち崩落した5カ所は3~5年程度を要する見込み。馳知事は文化庁と協議して復旧作業を進めるとし、「石垣は金沢城の大きな魅力。現場見学会の開催も検討していく」と説いた。
馳知事は、まず崩落した石垣の復旧から進め、今月から作業の支障となる樹木の整理を始めるとした。今夏には崩れた石材を取り除き、文化財調査に使う足場を設置すると説明した。

金沢城の石垣は博物館といわれるだけに学術的にも貴重なものである。
地震前に写した写真が保存されていた。


玉泉院丸改築における石垣調査中
石垣は文化財であることから、4月に設けた専門家会議で価値の保全と強度の確保を両立する復旧工法を検討していくという。

実際にグルっと一周して現場の状況をこの目で確かめてみたい。

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