昭和22年頃から10年間ほど、実家のある柳田地区では木材産地として、また、薪炭生産地として潤い、経済は活況を呈していた。
映画館では常時2本立ての映画や、旅の一座による演劇があり、常時、満員の活況を呈していた。旧正月には商店街の売り出しがあり、抽選会で景品を貰ったりした。数件の料亭は常に酔客で賑わい、出初め式のあった夜はどの料亭も宴会が開かれ、三味線の音が途絶えなかった。
しかし、革命的なエネルギーの変換、木材需要の減退とあいまった外材の進出で国産木材はどん底に落ちている。そんな影響をもろに受けた商店街の一つが柳田商店街だろう。
商店街の現在 |
写真右側に製材所があった。丸太を板や角材に製材する様子が面白かったので学校帰りには飽きずに長時間見とれていた。その向こう隣には劇場があった。アラカンの映画をよく見に行った。
先日、実家へ行った用件は、実家の売却前提とした能登町ホームページの空き家情報掲載の関係者の立ち会いのためだった。聞くところによると、この商店街では何と6軒も空き家が連なっているという。今朝のTVでも全国的に空き家が増加していると報じている。
就職する企業がなければ地元を去る、これはやむを得ないだろう。しかし、地方都市も人口流出、少子化が止らない。これは政治的に早急に対策を講じる必要がある。
馳知事の手腕を期待しよう。
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