ロシアやフィリピンで公然と体制批判を続けてきたジャーナリストへの授与に、中国当局が強く反応したとみられる。ノーベル賞全般については中国国内でも関心が高く、平和賞以外の各賞は連日報道されていた。
中国でメディアは中国共産党の「喉と舌」と位置づけられる。2010年に中国の民主活動家の劉暁波氏(17年に事実上獄中死)に平和賞が授与されたが、当局は国内での報道を封殺し、各メディアは授賞決定を非難する当局の談話を伝えただけだった。
20年ほど前になるが、中国のホテルでTVを見ながら朝食中の出来事だった。放送はNHKのニュースだった。何の放送だったか思い出せないが、いきなり画面が真っ黒、中国にとっては不都合なニュースだったことになる。
子どもの頃、資本主義は労働者を搾取している、だから共産主義国では貧民はいない・・・という話しを聞いたことがあった。だが、20年ほど前の北京では、ホテルから少し離れた地下道の入り口付近で「物乞い」をされたのである。また、桂林のホテル前には10人程が並んで「物乞い」をされた。
云うことと実際の差が極端。昨日、岸田首相は習近平と電話会談したという。ズバリと問題点を云うことができたのだろうか。
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