2021年10月24日日曜日

記録映画のカラー化という作業

先日、NHKで1940年(昭和15年)から1952年(昭和27年)にかけての「日本ニュース」という記録映画をカラー化した番組を見た。このフィルムは500巻前後も保管されているようだが、その記録映画の中から何本か放映された。そして、AIでどのようにカラー化されるのかも解説された。

終戦直後の記録だから、がれきの中で青空のもと、皆で本を読んでいる映像があった。疎開から帰って来る記録もあった。

これに続いて浮浪児の収容模様の記録だった。浮浪児は東京駅や上野公園、破壊されたビルや瓦礫の山が彼らの住まいであり、遊び場だった。

収容された浮浪児たち

年齢的には自分と変わらない子供たちが戦争で孤児になった

戦争による被害者だから、もっと国が面倒を見るべきだったが国も余裕がなかったのだろう。ろくに学校も行かなかっただろうから、以後の人生においても苦労されたに違いない。
映画の解説は元アナウンサーの加賀美さんだった。


加賀美さんは終戦の時は5才だったという。ということは、自分より2才年上ということが分かった。
カラー化はどのようにして進められるかも解説された。現代の映画をモノクロにしたものとカラーのものを大量にAIに比較して学習させるという。人工頭脳とは凄いことがやれるということを改めて知り、AIという賢さを知ることが出来た。

このフィルムは100年以上前の映像をカラー化した
ヨーロッパでは一次世界大戦の記録映画がカラー化された。場所は西部戦線だという。


無声映画だから音声は想像で録音したらしい。ま、凄い時代になったものである。

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