世の中には常識では考えられないことが出来る人がいる。
今日の新聞にそんな人が紹介された。写真には完成したカナディアンカヌーと一緒に制作者が写っている。とても素人が製作した物とは信じられない出来映えなのだ。
能登のアテを使用し、微妙で複雑な曲線で仕上げられている |
金沢市泉野町5丁目の和食店「酒菜 TERA寛(かん)」の店先に、巨大なカナディアンカヌーが登場し、住民を楽しませている。約10年前から木工を趣味にしている店主の寺内吉國さん(55)がコロナ禍の休業期間中に独学で手掛けた自信作で、「こだわりの曲線美をぜひ見てほしい」と呼び掛けている。
カヌーは全長4メートル、幅90センチ。寺内さんは新型コロナのまん延防止等重点措置が適用中だった8月、「難しい作品に挑戦してみよう」と製作を始め、約2カ月半掛けて完成させたという。私見だが構造物の設計経験者として評価すれば、このような複雑な設計製図だけでもプロとして十分通用できる技量であることに驚きを禁じ得ない。
それに型枠作り、製材、木材の張り合わせまで全て一人で行ったというではないか。側面には水抜きの穴を備え、表面は本物の船と同様にガラス繊維でコーティングした。水に浮かべることもでき、寺内さんは機会があれば、進水式を行いたいとしている。
小料理店の親父にしておくのはもったいなさ過ぎ!ただただ脱帽しかない!
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