2020年4月23日木曜日

6歳女児「自分だけここを出るのは嫌!」と拒否


人質の6歳姉「妹が残っている」先に解放されるのを拒む…うなぎ店立てこもり
という記事を見て強い姉妹愛に感心することしきりである。


一昨日(21日)午前8時半頃、福岡市南区大橋1のうなぎ店「うなぎの黒田屋」で、男性店主(36)から「包丁を持った男が店に入った」と110番があった。男は、店主の娘で3歳と6歳の姉妹を人質に取って建物内に立てこもり、約6時間後、福岡県警の説得に応じて出てきた。県警は、逮捕監禁と住居侵入の容疑で現行犯逮捕した。姉妹に目立ったけがはなかった。

男は店主の妻と姉妹がいる3階に上がり、姉妹に包丁を示すなどして立てこもった。妻は外に出て無事だった。
男は、3階でドア越しに説得に当たった捜査員に「店主に会わせろ、話をさせろ」と要求。

男と捜査員との間で、姉を先に解放する話も出たが、姉は「妹が残っている」などとして拒んだという。
何と6歳の女児が3歳の妹が可愛そうと思い、犯人がこの部屋から出て行って良いよと云ったのだが、「いや」と断った。6時間という長時間の恐怖の中、この強い勇気と絆はどうして生まれたのだろうか。亭主と奥さん、そしてこの2人の子どもたちとの生活で培われたのだろうけど、「いや」と即答した6歳の女児に感心するばかりである。

犯人は店主と電話で話した後、午後2時半頃、包丁を置いて3階の部屋から出てきたという。捜査関係者によると、3階の部屋では、男と姉妹のうち1人がソファに座り、もう1人は自由に動き回るなどしていた。先行き心配している姉の姿が目に浮かびそうだ。
「おねえちゃん、よく頑張ったね」と声を掛けたい。

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