2019年9月26日木曜日

松任駅前の旧吉田家と俳句館は行ってみるべし

今日の朝刊に千代女の里俳句館でアメリカから持ってきた朝顔の花が咲いたという記事があった。そういえば12年前にそこへバスツアーで行ったことがあった。
この施設は白山市ふるさと館に隣接しているので、松任駅前にある松任ふるさと館(旧吉田家)を先に見学して俳句館に回った。

松任駅のド真前だというのに、平成19年にそこへ訪れるまで全くそんな邸宅があるとは知らなかった。吉田家は、明治・大正・昭和初期に金融・米穀・倉庫業等で活躍した大富豪、吉田茂平(よしだ もへい)の私邸で、安吉町にあったものを、大正元年に交通の要衝である現在のJR松任駅前に移築したもので、今は母屋と庭園部分が残っている。



昭和57年(1982)10月に市が譲り受け、「ふるさと館」として開館した。また、向かいの松任中川一政記念美術館と一体的に活用ができるよう、敷地内に美術館別館も建設されている。平成13年(2001)10月には、国登録有形文化財に登録された。


大富豪吉田家の居間
庭園も広大で滝まで作られている
農業(大庄屋)・酒造・海運・倉庫で財をなしたが、戦時中に所有していた商船が潜水艦に撃沈されたり、農地改革で丸裸になってとうとう維持管理が困難になり市に寄付したものなのだ。所有地は能美郡から小松市の一部までに及んでいたという。

この邸宅から隣接している千代女の里俳句館に移動した。
この俳句館も想像していたものより立派な建物だった。


朝刊に掲載された朝顔の写真
休息所
訪問者には学芸員が解説してくれる
平成19年に福寿会(老人会)が訪れた
以下、新聞記事
白山市千代女の里俳句館の千代女像前で25日までに、米国生まれの種から育ったアサガオが咲き、青紫やピンク色の花が来館者を楽しませている。

種は、米ニューヨーク在住の美術品収集家ミヨコ・ウンノ・デイビーさんが自宅やセントラルパークで栽培している2種類のアサガオ。デイビーさんが4月、加賀の千代女の俳句を題材にした19世紀末のフランス製陶器「井戸に朝顔」を俳句館に寄贈した際、持参した。

同館は5月に9鉢で栽培を始め、8月末ごろから咲き始めた。花は一般的なアサガオより小さい直径約4、5センチ、葉は丸みを帯びたハート形をしている。同館担当者は「なかなか大きくならず心配したが、ようやく咲き、ほっとした。多くの人に見に来てほしい」と話した。

この記事で12年前のバスツアーを思い出したのであった。


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