2019年9月13日金曜日

銀山温泉から角館へ

ツアー2日目の銀山温泉を後にして、バスは山形から秋田に入った。高速道路は未完成区間があるため途切れ途切れに一般道路を走行した。このツアーで道の駅をよく利用した。
商品に付けられている値札を見ると、信じられない安値の野菜や果物が並んでいた。
観光地の土産物屋でも金沢あたりの値段と比較して3割くらいは安い。

道の駅「おがち」
バスは秋田に入り、花火で有名な大曲を通過した。この町は人口3万人前後だといい、8月末に開催される全国花火大会には何と80万人の見物客が押し寄せる。花火会場に行くには駐車場から4,50分かかるという。来年あたりツアーで見物したいと思っていたのだが、そんな話を聞いて止めることにした。

やがて角館に到着した。これから約1時間のフリータイム。地図を参考にしながら武家屋敷の並んでいる街並みを歩いた。金沢や萩の武家屋敷は土塀が張り巡らせれているが、角館は板塀で黒く着色されている。武家屋敷の敷地には大木が茂っており、薄暗い街並みとなっている。5月上旬には枝垂桜が満開となって見事な街並みになるという。

しだれ桜の枝が道路にはみ出している 満開の桜はさぞ見ごたえがあるのだろう
どの屋敷の庭木は大木が多い
武家屋敷の並んでいる道路は2本平行して設けられているのだが、江戸時代前期に街並みが形成されたにしては道路幅が格段に広い。長町の武家屋敷の通りと比較すれば、その差は歴然とするのだが、2車線以上の道路幅とするにはどのような理由があったのだろうか。この塀の門から青柳家に入ってみることにした。

敷地3千坪。青柳家は藩の重役だったというが庭は公園のような広さ。それに、カメラや蓄音機のコレクションが並んでいたがどれも超高級品ばかり。大正、昭和初期の当主が趣味で買い集めたものだろうだろうが、スケールが桁違いなのだ。

時計と蓄音機
装飾を施した蓄音機
ドイツ製カメラ群
この青柳家でもう一つ驚いたことがあった。あの解体新書の図面を書いたのが青柳家の縁戚にあたる小田野直武が描いたものだという。

解体新書の図面を描いた小田野直武の解説コーナーがあった
ちょうどこの日、角館のお祭りだった。青年団が山車を繰り出して少女が山車の上で踊っていたり。

各町内ごとに山車が繰り出されていた

少女の踊り
角館は想像していた姿よりも見応えのある町だった。
この日はこれから田沢湖を経由して雫石地内のホテルで宿泊となるが、続報は明日以降に譲ることにしよう。




0 件のコメント: