キャベツの価格高騰が止まらないという。
都内のスーパーでは1玉598円や698円という価格表示が並び、地域によっては1玉1000円の大台を突破したとの報道もある。そんな中、高騰の波でも価格が変わらないと注目されているのが、あらかじめ千切り状態に加工された「カットキャベツ」。なぜ据え置き価格を維持できるのか。メーカーを取材した。
独立行政法人農畜産業振興機構の「野菜小売価格動向調査」によると、2024年12月のキャベツの小売価格は全国平均で377円(前月比125%、平年比292%)。176円だった1年前の同時期と比較して倍以上の値段になっている。なぜ今キャベツが高騰しているのか。
「昨年の夏から秋にかけての異常な高温と、12月に入ってからの急な寒波、そして先日の40日ぶりの雨となる天候不順などの異常気象が原因でしょう。愛知、静岡、九州など、どの産地も似たような状況で、キャベツの生育が遅れています。それでも大量の需要があるので、農家としては成長しきる前に収穫する早取りをせざるを得ない。すべてが前倒しとなる負の循環が起こっています。我々のようなメーカーや外食産業が取り合いをするから価格が上がるというジレンマもあります」
キャベツもそうだが、「あらゆる物」がどんどん値上がりしていく。年金生活者にとっては年金の底上げなのだが、年金が上がるのは1年後はまだ早いくらいなのだ。トホホの生活を当分続けざるを得ない。
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