2024年11月2日土曜日

恐山の三途の川

先だって恐山に行ったのだが、お寺の境内に入る手前に人が渡れないようにした朱塗りの橋があった。橋の下を流れる川が「三途の川」だという。子供の頃、死んだら三途の川を渡らなければならないと聞いたその川だと想像した。

三途の川に架けられた橋

善人は金銀七宝で作られた橋を渡り、軽い罪人は山の上にある浅瀬を渡り、重い罪人は川下の強深瀬の難関を渡っていくと言われていた。
ところが平安時代の末期には、全員が渡し船に六文の料金を支払って渡るという風に変わり、現在に至っても副葬品として六文銭が紙に印刷したものを使う習慣が続いているという。

ネット投稿の動画

恐山の三途の川に架かる橋は平安時代以前のものが今にあるのだろうか。(てなわけないなぁ)
ネットではyoutubeで三途の川に架かる橋を渡っている動画があった。吾々が旅行した時は、この朱塗りの橋は通行止めのロープがしてあったので、渡れないようにしてあると思っていたのだが、そうではなくたまたま工事中だったのかなと。

硫黄の匂いが強い不気味な参拝順路

最近まで、本堂周辺にはイタコが大勢いて、死んだ家族と話ができると喜ばれたのだが、今では祭礼がある日のみに一人のイタコがおられるのみになったという。
しかし、遠かったなぁ。

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