2024年11月12日火曜日

刺し網漁ようやく始動

輪島市内の刺し網漁師たちが、地震後初めて海に網を入れ、港の北約20キロにある七ツ島周辺の漁場を調査したのが9月だったが、七ツ島周辺で網を入れ、取れた魚の種類や数を調べた。漁師らは正午過ぎに港へ戻り、口々に「全くだめ」「話にならん」とため息をついた。

9月に実施した漁場調査(七ツ島周辺)
全くダメだった
それから約2カ月経た昨日(11日)、地震後初の刺し網漁で輪島港に少しずつ活気が出てきたという。能登半島地震の被災から仮復旧した輪島市の輪島港で11日、メバルやマダイ、ブリ、高級魚のノドグロなどを取る刺し網漁の30隻ほどが地震後初の漁に出た。
 県漁協輪島支所によると、ほかに釣りやはえ縄などの漁船も操業を再開した。輪島港を拠点とする190隻のうち80隻ほどが稼働したといい、港に少しずつ活気が戻っている。

いざ出漁!

支所によると、メバルは輪島港を代表する魚種の一つ。11日に出船した刺し網漁の船は12日に帰港する予定で、漁協支所の上浜敏彦統括参事は「昼ごろはまた忙しくなるだろう」と期待を膨らませた。
一方、輪島港の刺し網漁の別の主力魚種で例年11月10日に解禁となるタラは、今月いっぱいは漁を見合わせることになった。12月以降についてはあらためて判断するという。 

地震で輪島港の岸壁や周辺の舗装、建物等の被害が出て、まだ完全な復旧に程遠いが、応急的な浚渫や陸揚げ設備を整備して可動できるようになった。
生活が成り立たなくなったと嘆いていた漁師に明るい兆しが見えてきた感じがする。

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