新聞の見出しにこんな言葉が掲載されていた。
被災地と避難地 行き来任せて! 体力など負担減へ無料送迎支援
宮城の一般社団法人 片道のみも利用可 能登半島地震で広域避難する人らが、金沢市などの滞在先と地元の希望地点を行き来する負担を減らそうと、宮城県石巻市の一般社団法人「BIG UP(びがっぷ)石巻」が無料で送迎するサービスを行っているという。片付けや行政手続きで一時帰宅するため、長い場合は往復300キロにも及ぶ道のりを行き来する高齢者も多い。サービスは自力で通う体力や金銭の負担を軽くし、生活再建を後押ししている。
被災地と避難地 行き来任せて! 体力など負担減へ無料送迎支援
宮城の一般社団法人 片道のみも利用可 能登半島地震で広域避難する人らが、金沢市などの滞在先と地元の希望地点を行き来する負担を減らそうと、宮城県石巻市の一般社団法人「BIG UP(びがっぷ)石巻」が無料で送迎するサービスを行っているという。片付けや行政手続きで一時帰宅するため、長い場合は往復300キロにも及ぶ道のりを行き来する高齢者も多い。サービスは自力で通う体力や金銭の負担を軽くし、生活再建を後押ししている。
「歳取るとくたびれて、自分で運転するのは難しい」。輪島市から金沢市のホテルに避難する男性(79)は、そう言ってため息をついた。週1回帰宅しているが、元々車は持っておらず、慣れない長距離移動でレンタカーを使うのも不安だ。無料送迎サービスを知った男性はこれまで、自宅までの送迎を5回ほど頼んでおり「これなら往復4600円のバス代もかからない」と歓迎する。
びがっぷ石巻は、各地の災害で復興支援に取り組んでいる。自宅の片付けなどを手伝う現地ボランティアの活動状況と広域避難者の要望がうまくかみ合っていない面があると感じ、まずは避難者が現地に帰りやすい環境を整えようと、4月にサービスを始めた。6月25日時点で171件、延べ248人を送迎した。
せちがらい世の中にあって、これは一服の清涼剤のようにすきっとした話である。世の中、まだまだ捨てたものではない。
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