町内では、この時期に入ると水面下の動きが活発になる。1月の町会定期総会までに役員を決めなければならないが、班長や副会長は一定のルールにのっとり毎年円滑に選出されている。大変なのは町会長が留任の意思がない場合、次期町会長の候補者を決めなければならない。これは町会長が中心になって動かなければならない。
ところが、そんな煩わしいことは避け、順番を決めて1年だけ町会長を引き受ける町会が大半を占めるようになった。このような方法を採っている町会は「必要最小限」の活動しかしなくなる。それでは住みよい地域作りという町会本来の目的が失われてしまう。幸いにして吾が町会は水面下で闇の組織「町会長候補者選考委員会」を立ち上げ必要な対策を講じている。
平成26年度の定期総会(会場は千坂公民館) |
今回は町会長の体調が優れないため、コロナ禍で町会行事の殆どが中止され町会長の任務が全うされたとは言えないのだが、やむを得ない事情だと選考委員会が認めざるを得なかった。この選考委員会は町会長の独断専行ではあるが、委員を指名し複数名で構成されるが、揃って候補者の家にお願いしに行ったところ、本人は電話中で奥様が対応された。だいたいこういう話しには奥様は大反対の立場を取られるが、大挙して家まで来られたということでそれなりの覚悟ができるのもと考えられる。十名前後の推薦人が名前を連ねた推薦状を持って候補者にお渡しするというストーリーがやがて終わりを迎える。
平成19年度総会(協和工業(株)3F会議室) |
定期総会は平成19年度まで、隣町の協和工業さんの会議室をお借りして開催していたのだが、都合で借り入れが出来なくなったため、福久町会会館をお借りしたり公民館で開催したりした。荒屋会館が完成し総会方式を改め代議員制度に改革して開催されるようになった。
代議員制度により荒屋会館で開催されるようになった |
班長と次期班長が代議員(ほか立候補も可)となり議事を審議する。だいたい50人前後となるが、町会員全員の総会の場合は240人の大総会となっていた。
わが家は今年1年班長を務めているが、来月末あたりでバトンタッチすれば十数年後の順番だから世に存在することは希だろう。去年と今年の班長は行事らしい行事がなく「楽」な班長だった。平成9年に転居、翌年班長、数年後副会長、その二年後町会長、そして今年は娘が班長だった。来年は行事が元に戻り実施できるよう祈ろう。
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