腰痛（ギックリ腰）から解放されて6年余

 毎年冬が近くなるとギックリ腰が再発した。事の起こりは５０代の頃、娘が大学生になってマイカーで通学を始めた。冬を迎える頃、タイヤ交換をしてやったのだが、タイヤを持ったその時、激痛が走った。全く動けない状態が暫く続いた。痛みが少し治まるのはソファに寝そべっている時だけだった。洗面する際が激痛が走った。翌日、評判の良い整骨院を教えて貰って西金沢付近まで行った。車に乗ること自体が難儀したのだが、走行中も少しの揺れにも激痛が走り女房にやわやわ走れと怒鳴りつけた。

1時間ほど施術を受け、随分痛みが和らいだので車に乗るのは楽だった。急遽年休を取り2，3日して勤務地の岐阜市に向かった。ここでも痛みは完治しなかったので整形外科医に診てもらった。医師はレントゲン写真を見ながら「どこも不都合なところはありません」と。しかし痛いと伝えると温湿布するという。枕のような暖かいものを寝そべった腰の上に乗せジッとしていた。その後風呂で暖めるという。そんな治療を2，3回続けたが一向に良くならなかった。

冬が到来する度に必ず腰痛に悩まされた。そんな状態が長期間続いていたが、森本駅付近の整体院が良いという噂を聞き、そこに数年通った。ある日、「一度、酸素カプセルに入ってみますか」と。なんでもスポーツ選手が海外開催の際にトレーナーが持参しているという。使用料が1回4000円、ちょっと高いが一度入ってみようかと思いカプセルに入った。

駿河台大のキャンパスに備え付けられている同型機

40分ほど仰向けになっているのだが、この時間の長いこと。このカプセルに2回入ったのだが、その効果かどうかは分からないが、6年前まで冬場に御世話になっていた整体院には一切行く必要がなくなった。ギックリ腰の辛さを忘れてしまったのである。その整体院はしばらく閉鎖されていたが、最近整体師の体調も回復し営業が再開されていると聞いた。その先生の顔を拝みに行きたくなった。