2024年4月19日金曜日

輪島港復活の第一歩

輪島から門前にかけて、海岸が2mから4m前後隆起したため、漁港として利用できなくなった。輪島港では200隻前後の漁船が動けなくなったという。輪島港は2.5m前後隆起したようだ。
漁船の底が海底と接触して故障する可能性があるため、約200隻ある船が漁に出られない状態が続いているという。
漁の再開に向けては、漁船を沖側にいったん移動させたあと、港内の海底を掘り下げる必要があるが、一部の船の移動先となる岸壁に仮設桟橋を設置する作業がこのほど終わったという。


仮設桟橋は、1基あたり、長さ34メートル、幅が4.2メートルのものを3つつなげたもので、高さは1.5メートルあり、岸壁と海面の高低差を縮めて船に乗り降りできるようにしている。







地元の漁協によると、20隻から30隻ほど泊めることができ、来週から移動を始める予定だという。
残りの船は港内の別の場所に移動させる予定で、すべてを移動させたのちに隆起した海底を掘り下げる作業を行って漁の再開を目指すことにしている。また、地震で壊れた荷さばき所や製氷施設も復旧させていくことにしている。石川県漁業協同組合輪島支所の上濱敏彦統括参事は「桟橋を設置することで作業が進み始めるので、復旧にむけた第一歩を踏み出せたと思う。仮の措置ではあるが早く港を復旧して部分的にでも漁を再開できるようにしたい」と話していた。
だが、港湾全体が浅くなっており、船舶の航行に支障ない深さを確保する浚渫作業は難工事を避けられない。漁船が動かせないということは、漁師にとって死活問題なので一刻も早く航行可能な港湾にしてもらいたいものである。




















掘り下げる作業を行って漁の再開を目指すことにしています。

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