田植えが終わって約1カ月ほど経ったが、これから草取りが始まる。草取りと云えば細長い除草機を苗と苗の間の隙間を押しながらの作業だった。ところが、この草取り作業を、ロボットでできないか研究中だったが、ようやく完成し、今期からこのアイガモロボという機器を貸し出しするという。東京農工大学発のベンチャー企業「有機米デザイン」が、実用化に向けて開発を進めている水田の抑草ロボット「アイガモロボ」の実証実験が羽咋市のJAはくいで行われるという。
アイガモロボを利用する新田聡さん=羽咋市鹿島路町で |
JA羽咋は除草に役立つロボット「アイガモロボ」5機を導入し、希望する農家に貸出する。田植え直後から約3週間、水田に浮かべ、スクリューで泥をかき混ぜて光をさえぎることで、雑草の発生を抑制できるという。「無人で動かせるのが一番の魅力」と期待を寄せている。アイガモロボの発売は来年の予定となっている。JAが農林水産省の補助を受け農機具会社から一台約五十万円で五台を購入。農家五戸に一シーズン二万円で貸し出した。
国内ではこんな除草機も実験中 |
田植え後三週間ほどの間に四、五回の除草が必要で、人力なら一回に一日かかるため、四、五日分の省力化が図れるという。水をかき回すと土中の微生物が活性化し稲の成長にもよく、増収も見込める。水深五センチほどで底を水平に保つのに一手間かかるが、「数日使って数日休むため、来季以降は二つの田んぼで交代に使えば効率よく活用できる」という。
1台二万円の貸出料という。2台併用すれば4万円だが、実際にこの機器を使用する農家は省力化で楽になるとしているようだ。現在は日本全国慢性的人不足。これからどんどんこんな機器が活躍すると考えられる。
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