今はもう跡形もなくなった「鳴和病院」に親父が入院したり、自分の人間ドックでもお世話になったが、老朽化が進んだため市民球場付近に移転され、社会保険金沢病院が地域医療機能推進機構と長い名称が付いた金沢病院となっている。
金沢病院 |
鳴和病院跡地に薬局がオープンした |
「この病院がリストアップされたことに驚いている。経営状態も安定しているので、今年度も頑張ってほしいと職員を励ました。なぜリストアップされたか理解できない。」と話されていた。
何年か前にもこの病院は廃止する病院と分類されたことがあった。赤字経営ならいざ知らず、健全な経営状態にある病院をなぜ統廃合する必要があるのか。何か他の圧力が作用しているように思えてならない。
石川県内7病院に「再編必要」 厚労省、診療実績で判断
2019/09/27 02:48
厚生労働省は26日、全国1455の公立病院や日赤などの公的病院のうち「診療実績が乏しい」と判断した424の病院名を初めて公表した。高齢化で膨張する医療費抑制のため、競合地域にある病院との再編・統合を促す必要があるとして、異例の対応に踏み切った。10月にも対象病院に再編・統合の本格的な検討を要請し、来年9月までに結論を出してもらう考え。強制力はないが、身近な病院がなくなるとの不安から地元の首長や住民の反発が予想される。
同日の会合で公表した。石川県内では能美市立病院、公立つるぎ病院(白山市)、KKR北陸病院(金沢市)、地域医療機能推進機構金沢病院(同)、河北中央病院(津幡町)、志賀町立富来病院、宝達志水町立宝達志水病院の7病院が対象となった。
厚労省は2017年度のデータを基に、公立や公的病院のうち、重症患者向けの「高度急性期」、一般的な手術をする「急性期」に対応できる1455病院を調査。がんや救急医療といった9項目の診療実績と、競合する病院が「車で20分以内」の場所にないかを分析し、病院名公表の必要性を判断した。 疑問:なぜ競合してはいけないのか?
対象となる病院には、廃止や一部の診療科を他の病院に移すことなどを検討してもらう。
医療費は団塊世代全員が75歳以上となる25年に急増する。このため厚労省は全国で124万6千床(18年)ある病院のベッド数を119万1千床まで減らす目標を掲げる。
疑問:医療費が急増するのになぜベッド数を減らすのか?
病院の再編・統合を巡っては、各都道府県が25年に必要なベッド数などを定めた「地域医療構想」を策定。全国を339の区域に分け、自治体や医療関係者らが協議しているが、地元の住民や首長の多くは慎重姿勢を維持しており、議論は難航している。厚労省は実績の乏しい病院名を公表することで、議論の活性化につなげたいとしている。
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