2022年4月18日月曜日

曳山写真、七十数年前の記憶が

昨日の記事に宇出津の曳山の写真があった。4,5才だったと思うが、母の実家である宇出津の千間書店付近で母に手を引かれて曳山見物をした思い出が浮かんだ。もう七十数年前の記憶だが、かなり長い綱を引きながら大人や子供たちが声を上げて練り歩いていた光景である。能登の曳山といえば七尾の青柏祭「デカ山」が有名だが、輪島になくて宇出津にもあるのが不思議に思う。500年前に遡るらしいが、漁師気質の威勢の良さで、「おらのとこもヤマせんかいや」とはだてたのかも知れない。

かなりの人出で賑わったようだ

曳山は子どもを乗せて白山神社、酒垂神社御旅所(おたびしょ)をそれぞれ出発し、氏子が掛け声に合わせて綱を引いた。午後4時半ごろに町商工会館前に2基がそろうと、記念撮影する見物客が相次いだという。去年、一昨年は、新型コロナ感染防止のため曳山巡行はせず、神事のみ執り行ったようだ。

左のヤマは桶狭間
酒垂神社が「桶狭間の戦い」、白山神社が日本神話の「素戔嗚尊(すさのおのみこと)」と「八岐大蛇(やまたのおろち)」を題材に人形を準備してきた。人形は毎年新調されるという。あと2ヶ月ちょっとで、あの「あばれ祭り」が開催される。人口減の顕著な能登地方だが、この威勢の良さがいつまでも続くように祈らずにはいられない。

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